どうして自分の気持ちを表現するのが下手なのか

夫婦の関係性についてのご相談をうかがっていると、
パートナーの態度や行動が気に入らないと
罵ったり、声を荒げたり、無視したりする(もしくは「される」)エピソードが
度々登場します。

そして、そのことがさらに夫婦仲を悪くしている要因になっていると痛感します。

今すでに大人になっている方々は、
家庭や学校で「自分の感情を自分で把握し、上手にそれを伝える方法」や
「他者の感情に寄り添い、共感する方法」を教えられることはなかったと思います。
(私自身もそうでした。)

ですので、
自分の「こうしてほしい」や「これをされるのはイヤだ」を
怒りや脅しで表現する親や教師のしぐさを見て、
「そうするものだ」と無意識に身につけてしまっています。

もっというと、
「とにかくイヤだ、受け入れがたい」に反応しているだけで
自分がどんな気持ちなのか、本当はどうしてほしいのかすら
自分ではわからないまま、声を荒げたり、不機嫌になっていることすらあります。

感情を「恥ずかしいもの」「わずらわしいもの」と捉えてしまい
自分の気持ちをより遠ざけることばかりしていたのです。

そもそも、人間だれしも喜怒哀楽があります。
そして、感情に「良い感情」「悪い感情」はありません。

でも、それを見せないようにしよう、
出さないようにしようとしがちです。

怒りの感情は良くないから、
なにも問題を感じていないかのように大人の対応をしておこう。


いつまでも悲しみを引きずっているのはよくないから、
ポジティブにならなくちゃ。


嬉しいことがあったけど、感情が表に出ると自慢していると取られてしまうかもしれないから、
良いことがなかったようにふるまおう。


楽しそうにしていると暇なのかと思われるから
忙しそうにしていよう。


このように感情をできるだけ小さくする生活をしていると、
どんどんアンテナの感度が鈍っていきます。

では気持ちそのものが無くなるかというとそういうわけではなく、
端っこに追いやられた感情が溜まりにたまって制御不能になり、
ある時、突然大きく爆発し、人間関係に悪影響を及ぼします。

ですので、自分で自分の感情をケアすることが大事なのですが、
そもそも自分の感情をキャッチすることができないと、
ケアすることはできません。

気持ちを率直に誰かに語って、
わかってもらうこともできません。

そして、自分自身がよくわからない感情でいっぱいになっているとき、
他の人と居心地のよい空間を作ったり、
誰かをサポートする余白はとても小さくなります。


誰もが毎日毎日とても忙しく過ごしていると思います。

次から次へと気持ちが反応してしまうことが起き、
考えなければいけないことが山積みだと思います。

だからこそ、
少し時間を取って、自分が感じていることとつながってほしいのです。


もしも、
「自分一人では自分の感情を上手に掘り下げることができない」
「気持ちはつかめているけれど、それを上手に表現することができない」
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どのように表現したらいいのかを
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