人間関係の悩みを解決する「感情コントロール力」とは

人間関係において、
「自分そして相手の感情をどのように扱うか」ということは大きな問題です。

(そして、多くの場合、問題がこじれる大きな要因のひとつでもあります。)

私は、人が自分の感情や願いにアクセスする力は
人間関係を構築する上でとてもとても大切だと思っています。

理由は2つ。

この力があれば、
イラっとしたりカッとなったときに
反射的に相手に食ってかからず、一旦自分にストップをかけて
何か情報に食い違いがないか、
過剰に反応していないか、
上記2つに該当しなければ、自分の何がそれほどまでに反応したのか
検証することができるからです。

そして、起こったことをきっかけにして
物事を発展させていったり
人間関係であれば、お互いの理解を深めていくことで
つながりを強化することができたりします。

もう一つの理由は、この力が他者の感情を推測する力につながるからです。

自分の感情をキャッチすることが苦手な人が
全くの他人である他者の感情や願いをキャッチすることはさらに困難になります。

ですので、「自分の感情と願いをキャッチできるようにする」ということは
人と良好な関係性を気づくための基本的なライフスキルだと考えています。

人が感情をどのように扱うかは、
育った家庭の影響を大きく受けます。

例えば、
「悲しむことは弱虫がすることだ」
「そんな暇があったら乗り越える行動をしなさい」
「男の子でしょ?泣くなんておかしい」
というようなメッセージを繰り返し受けて育った人は、
自分の中の悲しいという感情を無いものとしてしまう傾向があります。

自分の中の感情を検索することもしません。
結果として、自分の感情に鈍感になります。

そして、このような方は
自分の感情だけでなく、他者の感情も苦手であることが多いです。
身近な人が悲しんでいると落ち着かなかったり、
怒りが湧いてきたりすることすらあります。

「悲しみや淋しさ、辛さなどの感情は持つべきではない」
というメッセージを受けて育ってきたのは、どちらかというと男性に多い気がしています。
これは、「男は強くあらねばならない」という無言の圧力と
密接に結びついているように思います。


さて、「感情をコントロールする」というと、
どのようなプロセスをイメージされますか?

ある人は「自分の感情を押し殺して消すことだ」と言いました。
そして「自分はそれがうまくできている」と。

でも、その人は仕事のミスで顧客の心証が悪くなったときも
何も問題に感じていないようでした。
そして、取引先とだけでなく社内での人間関係でもいざこざが絶えません。

そのような中で仕事をしている本人も辛そうでした。
(「辛いという感情を自覚できているか」という問題もありますが。)


私の考える「感情のコントロール」は、
自分の感情を知覚し、適切に表現すること。
うまく活用すること。
また、状況に反応的になるのではなく、受け取り方を選ぶことです。

これらは繰り返し練習することで、できるようになっていきます。
私自身も昔は自分の怒りを相手にぶつけるようなことをしていましたが、
訓練のおかげで、以前に比べるとずいぶん上達したと思っています。

自分の感情との付き合い方をすぐに変えられなくても、
自分が感情とどのような付き合い方をしているのか、
自覚しておくことは大切です。

そして、もしもあなたが周りの人たちと良好な人間関係を築きたいと思っているのならば、
自分の感情との付き合い方において改善できるところはあるか、
一度チェックしてみるのもよいと思います。

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