夫に「おめでとう」を言ってもらえない私が気づいたこと


私の夫は、家族の誕生日やクリスマスに自分からプレゼントを贈りません。
(前もって「これが欲しい」とリクエストした場合は応えてくれます。)

物理的な「物」以外で自主的にお祝いの気持ちを示すかというと、それもありません。

そもそも、そこに興味関心がないように見受けられます。


そんな夫なので、その年の誕生日に起きたことは意外でした。

以下、夫と私のやり取りです。

夫「今日、誕生日じゃない?」

私「…気づいた?」

夫「気づかないふりし続けようかなあと思ったんだけど…」
(この時点で既に私を直視できず照れている)

私「『今日お誕生日だよね』という事実は口にするけど、そこに付随するお祝いの言葉とかは言わないの?」

夫「もうおめでたい歳でもないでしょう?」(ますます真っ赤)

私「この歳になったからこそ、健康で無事に生きていることがお祝いだと思うんだけど?」


私は「ありがとう」や「ごちそうさま」などの温かい声かけが大切な人なのですが、
夫は「食べました(「ごちそうさま」の代わり)」、「帰ってきたよ(「ただいま」の代わり)」のように起きている事象を述べるだけなので、どのような背景でその言い方になるのかが以前から不思議でした。

上記のやり取りは、日頃の謎を解明するチャンスだったのに、
夫の様子が、中学生か?と思うような照れ方だったので踏ん張れず、機を逃してしまいました。


さて、夫が部屋から去ってから、
私の心の中で、私Aと私Bのちょっとした会話がありました。

私A「言葉で『おめでとう』って言って欲しかったら、『おめでとうって言って』ってはっきり要求しないと、いつまで経っても自分が欲しい状況は生まれないよ。
傾聴力があるから、言葉以外のいろんなものをキャッチしちゃうんだろうけど、それで許していたら、何も状況は変わらないよ。
自分で自分が望まない状況を作り出してるんじゃないの?」

私B「そうなんだけどさ…無理に言わせるのも何か違うと思ってさ。
そもそも『おめでとう』って言葉がもらえればそれがゴールなのかな?
それは違うよね。
相手の中にある『私を大切な存在だと思っている』『一緒にいられて嬉しい』っていう気持ちを感じたいんじゃないの?」

私A「そうかも」

私B「だとしたら、目的は達成されているからいいんじゃない?」

そして、私の心の中の葛藤は静まり、
先程の夫との会話で起きた自分の中の嬉しい気持ちを充分に味わいました。



誰かに「〇〇して欲しい」と要求する場合、〇〇は手段であることが多いです。

そして、皆さん結構この「手段」にこだわるのですが、
よくよく話を聞いてみると、
目的が達成されるのならば他の手段でも構わないとおっしゃいます。

だとしたら、
自分はこの手段の先の何を望んでいるのか、
その「目的」を自分自身が把握しておくことはとてもとても大切です。

一旦立ち止まって、自分と対話してみてくださいね。


20年以上夫婦をやっていますが、まだまだいろんなことが起きます。

この先も二人健康で、無事に誕生日を迎えられたらいいなと思います。

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