『夫婦・カップルの正しいケンカの仕方』が発売になりました

ケンカをなくすのではなく、つながりに変えるために
このたび、私が翻訳を担当した
『夫婦・カップルの正しいケンカの仕方』が、正式に発売となりました。
原著は、ジュリー・シュワルツ・ゴットマン博士、ジョン・ゴットマン博士による『Fight Right: How Successful Couples Turn Conflict Into Connection』です。
ゴットマン博士夫妻は、長年にわたり夫婦・カップルの関係性を研究してきた世界的な専門家です。
本書では、その研究にもとづき、夫婦やカップルが避けて通れない「対立」や「ケンカ」をどのように扱えばよいのかが、とても具体的に紹介されています。
この本は「ケンカをなくす本」ではありません
夫婦関係やパートナーシップについて考えるとき、
私たちはつい、
「ケンカしない方がいい」
「意見がぶつかるようなことは避けるべき」
「問題は早く解決しなければならない」
と思いがちです。
もちろん、相手を傷つけるような言葉をぶつけ合ったり、黙り込んで関係を断ち切ったり、同じことで何度も消耗し続けたりすることは、関係に大きな負担をかけます。
けれども、意見の違いや価値観の違いそのものが、夫婦関係を壊すわけではありません。
違いがあるからこそ、私たちは相手に深くひかれますし、
違いや対立をきっかけにして、私たちは相手をより深く知ることができます。
そして、自分自身が何を大切にしているのかにも気づくことができます。
この本が伝えているのは、
「ケンカをしない夫婦になりましょう」
ということではありません。
そうではなく、対立が起きたときに、相手を攻撃したり、勝ち負けに持ち込んだりするのではなく、
その奥にある気持ちや願いに目を向け、関係をよりよくするための対話に変えていくこと。
つまり、ケンカをなくすのではなく、
ケンカを「理解」と「つながり」の入口にしていくための本です。
なぜ、同じようなことで何度もケンカになるのか
夫婦やカップルのご相談を受けていると、よく出てくるテーマがあります。
たとえば、
「家事のことで何度も揉める」
「お金の使い方でいつもぶつかる」
「子育ての方針が合わない」
「話し合おうとすると、結局ケンカになる」
「相手にわかってほしいだけなのに、相手がすぐ不機嫌になる」
「言っても無駄だと思って、黙るようになってしまった」
こうした問題は、一見すると、家事分担やお金、子育て、時間の使い方といった「目の前のテーマ」をめぐる対立に見えます。
けれど、その奥にはしばしば、
「大切にされたい」
「対等な関係でいたい」
「安心したい」
「自分のことをわかってほしい」
「ふたりで支え合いたい」
といった、もっと深い気持ちや願いが隠れています。
表面に見えている問題だけを解決しようとしても、なぜか同じことが繰り返される。
それは、ふたりが本当に話し合う必要のあるテーマに、まだたどり着いていないからかもしれません。
本書では、そうした夫婦・カップルの対立を、どのように見立て、どのように扱っていけばよいのかが、研究にもとづいてわかりやすく整理されています。
関係性は、学ぶことができます
私は15年以上にわたり、夫婦やカップルの関係改善に関わる仕事をしてきました。
その中で何度も感じてきたのは、多くの人が「関係性の育て方」を学ぶ機会のないまま、結婚生活やパートナーシップの中に入っているということです。
私たちは、仕事の進め方や専門知識については学ぶ機会があります。
子育てについても、必要に応じて本を読んだり、講座を受けたり、専門家に相談したりすることがあります。
けれど、夫婦やカップルの関係については、どうでしょうか。
相手と意見が違うとき、どう話せばいいのか。
傷つけ合わずに、自分の気持ちを伝えるにはどうしたらいいのか。
感情が高ぶったとき、どうやって対話を立て直せばいいのか。
繰り返される問題と、どう付き合っていけばいいのか。
こうしたことを、きちんと学ぶ機会は、実はあまり多くありません。
そのため、本当は相手を大切にしたいのに、責める言い方になってしまう。
本当はわかり合いたいのに、話し合うほどこじれてしまう。
本当はつながりたいのに、黙る、逃げる、あきらめる、という形になってしまう。
それは、愛情がないからではなく、
対立をどう扱えばよいのかを知らないから起きていることかもしれません。
だからこそ、私はこの本を日本の皆さんに届けたいと思いました。
本書で扱われていること
『夫婦・カップルの正しいケンカの仕方』では、たとえば次のようなテーマが扱われています。
・なぜ、私たちは同じことで何度もケンカになるのか
・関係を壊すケンカと、つながりを深めるケンカは何が違うのか
・解決できる問題と、解決できない問題をどう見分けるのか
・感情が高ぶりすぎたとき、どうすれば関係を壊さずにすむのか
・相手を責めずに、自分の気持ちや願いを伝えるにはどうしたらいいのか
・ケンカのあと、ふたりの関係をどう修復していくのか
・対立の奥にある「本当の願い」に、どう近づいていくのか
本書の大きな特徴は、単なる精神論ではなく、ゴットマン博士夫妻の長年の研究にもとづいていることです。
「もっと思いやりを持ちましょう」
「相手の立場に立ちましょう」
という一般論ではなく、実際の会話の中で何が関係を悪化させ、何が関係を立て直す助けになるのかが、具体的に書かれています。
たとえば、問題の持ち出し方、感情が高ぶったときの対処方法、具体的な修復の仕方、解決できない問題との向き合い方など、日常生活に活かせる視点ややり方が数多く紹介されています。
こんな方に読んでいただきたい本です
この本は、特に次のような方に読んでいただきたい一冊です。
・パートナーと同じことで何度もケンカになる方
・話し合いたいのに、いつも責め合いになってしまう方
・自分の気持ちを伝えるのが苦手な方
・相手が黙る、逃げる、怒るなど、いつものパターンに悩んでいる方
・夫婦関係をよくしたいけれど、何から始めればよいかわからない方
・パートナーが本を読んでくれなくても、自分からできることを知りたい方
・カップル支援、家族支援、対人支援に関わっている専門職の方
夫婦やカップルで一緒に読むのもよいと思います。
ただ、必ずしも最初からふたりで読まなければならないわけではありません。
まずはひとりで読み、自分の関わり方や、いつもの対立パターンを見つめ直すだけでも、多くの気づきがあるはずです。
関係性は、どちらか一方だけで完成するものではありません。
けれど、自分の言葉の選び方、自分の反応の仕方、自分が何を大切にしているのかに気づくことから、ふたりの関係に新しい動きが生まれることがあります。
書籍のご案内
夫婦やカップルの対立は、ただ苦しいだけのものではありません。
扱い方を学ぶことで、お互いをより深く理解する入口にもなります。
『夫婦・カップルの正しいケンカの仕方』は、Amazon等でご購入いただけます。
パートナーとの関係をもう一度見直したい方。
同じケンカを繰り返す理由を知りたい方。
相手を責めるのではなく、自分の気持ちや願いをよりよい形で伝えたい方。
ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。
夫婦やカップルの関係は、放っておけば自然に育つものとは限りません。
けれど、学び、見つめ直し、関わり方を少しずつ変えていくことはできます。
この本が、パートナーとの関係を見つめ直すための一冊として、必要な方のもとに届きますように。
誰も教えてくれなかった「夫婦関係を良くする秘訣」
「パートナーとの関係をどうにかしたいけれど何から始めたらいいか分からない」
「話し合おうとすると余計ケンカになる」
そんなあなたに役立つ情報を無料メールマガジンでお届けしています。
これまで10年以上にわたり、実際にご相談を通して浮かび上がってきた「夫婦のすれ違いポイント」や、関係改善のアドバイスなど、ブログには掲載していない具体的な事例やメルマガ限定コンテンツなどを配信しています。
- よくある「ボタンの掛け違い例」
- パートナーシップを改善するために何から始めるか
- 夫婦関係を良好に保つコツ
- 私と夫とのリアルな体験談
- 良い関係を構築するメルマガ会員限定ツール(無料)
等をお届け。「夫婦関係を良くしたい!」と思っている、そんなあなたにおススメです。ぜひご登録ください。



