自分たちは変われる—お互いを操作することをやめた話

ここ数年、夫との関係性が本当にいい感じです。
ただ、「何が一番昔と違うのか」、言葉にするのが難しかったのですが、ようやくこの結論にたどり着きました。
「お互い、相手を操作しようとしない」
もちろん、関係性を壊す4つの毒素を使わないとか、相手からの投げかけがあれば向き合うとか、いろいろなことはしているのですが、
昔と今とで一番大きく違うのは「操作しようとするか否か」だと思います。
相手を操作しようとすること
昔はしていました。
不機嫌になったり、かわいそうな私をアピールして、相手を操作しようとすることを。
例えば、
「いつも私しか水回りを掃除しない。
なんで私ばっかり。
今は忙しいし疲れてるから掃除なんてできない。
どこまで汚いのを許容できるか我慢比べだ。」
…と心の中で思いながら、
汚い洗面所やトイレをそのまま数日放置する。
そうやって相手にやらせようとしたりしました。
(でも結局は、そのうち夫がキッチンハイターをトイレに吹きかけて終わりです。)
夫は夫で、忙しいオーラを全面に出して家族を寄せ付けないようにしたり、
「遺書を書いていけ」と脅して私と子どもの旅行をやめさせようとしたり。
こんなことがある度に家庭が不穏な空気に包まれました。
「良いこと」も操作になりえる
また、一見「良いこと」に見える
「○○したら、私のことをよい妻だと思ってくれるかも」
という操作も、その昔はやっていました。
たとえば、夫の好きなおかずを作ったり、夫の靴を磨いておいてあげたり。
これは極端に言うと、
「自分が仕組むことで『自分と一緒にいたい』と相手に思わせる」
ということです。
自分が純粋に相手のために「○○したい」のならいいのですが、
それによって見返りを求めているのなら、それはやはり相手を操作する試みになります。
希望はあっても期待しない
今の私たちは、自分のために相手を動かそうと思わなくなりました。
して欲しいことがあれば、それを率直に伝えますし、
やってもらえなくても、その結果を自分が受け取ればいい話で
「冷たい人だ」などと相手の評価に結び付けたり、
「自分がふがい人間で、愛されていないからだ」などと自分の評価に結び付けたりしなくなりました。
希望はあっても、期待はしないようになりました。
言わなくても、希望が叶ったら、それはものすごい奇跡。
お願いして叶ったら、ラッキー。
お願いしても叶わなかったら、まあそういうこともあるよね。
相手にも選択権があるし…
そんな感じです。
身近にある多様性ってこういうことかもしれない
こんな風に書くと、なんだかガマンが増えてしまっているように想像されるかもしれませんが、
そんなことはなく、純粋に結果を楽しめているように思います。
自分とは違う意見を伝えられたら
「自分のものさしではなく、相手のものさしに沿ってみるのもアリだよね」
と思ったり。
自分の希望をそのときには受け取ってもらえなくても、数か月経ってから形を変えて渡してもらったり。
なにより、毎日の生活が穏やかで、小さな喜びにあふれたものになりました。
コントロールするのもされるのも
とても疲れますよね。
だからこそ、手放してみたら驚くほど心が穏やかになり、夫との間の空気感が温かいものになりました。
もし今、夫婦関係に息苦しさを感じているなら、“操作しない”という選択が、思っている以上に大きな変化を生むかもしれません。
相手を変えるより、自分の“あり方”を変えるほうがずっと楽で、しかも関係がよくなるなんて。
そんな方法、気になりませんか?
私自身もそうでしたが、視点を変えるだけで、夫婦の関係は想像以上に変わるものです。
一緒により良い関係性を創っていきましょう。
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