私たち夫婦が変わったきっかけ

2024年5月31日 2024年5月31日

karika7

私と夫の関係が最も悪化していた時期、
私たちの会話は最低限の事務的な連絡に限られていました。

連絡だけならなんとか会話できるものの、
家事や育児について私から夫に何かを頼む際には、
事前に何度もシミュレーションを繰り返さなければならない状態でした。

「まず、こう切り出して...」
「次にこう話を進めて...」
「すると、おそらくこんな反論が来るから...」
「その時はこう返そう...」

しかし、実際にはシミュレーション通りには進まず、
いつも夫に丸め込まれてしまう結果に終わります。

夫の冷たい態度に、
私は「夫は私のことが嫌いなんだ」と真剣に思い込んでいました。

コーチングによって見えた新たな視点

そんなことが続いている中、
ついに勇気を出して、夫に「コーチングを一緒に受けてほしい」とお願いしました。
（言い出すのに数か月かかった挙句、
結局、「私の誕生日プレゼントの代わり」として承諾してもらいました。）

そして、夫婦でコーチングを受けてわかったことは、
夫は私のことを嫌いではないし、
彼にも「夫婦仲があまり良くない」という自覚はあって、
「どうしたら夫婦円満になれるか」という方法を
二人ともが探していた、ということでした。

専門家の立場で語ると、
「二人ともが夫婦円満になりたいと願っている」
というのは、この関係性にとって大きな大きな宝物です。

日々の冷たい態度や言葉に気を取られていると、
足元に眠る宝物に気づくことは難しいものです。

しかし、その宝物を二人で見つけ出すことができれば、
幸せな結婚生活を送る確率は飛躍的に高まります。

最初の夫婦コーチングで、私たちは夫婦円満のために二人の時間を定期的に持つことに合意し、それから度々二人でサイクリングに出かけるようになりました。（写真はイメージです。）

外部のサポートがもたらす変化

夫婦関係を見直し、改善するという点において、
夫婦でコーチングやカウンセリングを受けることのダイナミックさに
勝てるものはないと思っています。

理由は下記の3つです。

客観的な視点と中立的な助言が得られる

外部のサポートを受けることで、第三者の客観的な視点を得ることができます。

夫婦間の問題は感情が絡むため、どうしても自分の立場や意見にこだわりがちです。
相手の意見を冷静に聞いたり考えたりするのは、思うほど簡単ではありません。

専門的なトレーニングを受けたコーチは、中立的な立場から問題の本質を見抜き、
公平なアドバイスを提供することができます。
実証された手法と技術の恩恵が受けられる

夫婦関係の分野では科学的に裏付けられた手法や技術が開発されています。

私も、夫婦関係の研究で著名なワシントン大学名誉教授ジョン・ゴットマン博士
（40年以上にわたる研究を通じて、夫婦の関係改善に有効な方法を明らかにしている）
の技法をはじめとする、より良い関係性を構築するためのノウハウやツールを提供しています。

こうした知識を持つ専門家からのサポートは、効果的で実践的な解決策を提供してくれます。
安心安全な環境が得られる

関係改善のために話し合ったのに、
ケンカになってしまったり、余計に関係がこじれてしまったりした経験があると思います。

また、不安や恐怖から、話し合うこと自体を避けてしまい、
ますます溝が深まってしまうこともあります。

専門家が同席することで、安心感をもちながら、
言いにくいこと、聞いてもらいにくいことを伝え合うことができます。