「言ってくれたらやったのに」


妻が家事育児を抱えがちになってしまい、
その不満が何かのタイミングで爆発したら

「言ってくれたらやったのに」

と夫に言われるケース。


実は、これ、夫としては
「言われないとできません、受け身です」
と意思表示しているようなものですが、たぶん本人に自覚はないでしょう。


そして、言われた妻は、
「受け身か」とがっかりすると同時に

「言われなかったから自分は気がつかなかった。
だから自分には非はない。
言わないあなたに非がある」

という4つの毒素の”防御”を夫から受けることになり、
余計にへこみます。


妻が夫に言えないのは、大概何らかの理由があります。

1つは、そもそも言いたいタイミングに夫が不在のケース。

保育園へお迎えに行ったら、
そのまますぐに病院へ行かなくてはならないような傷病が発生していたとか。

明日○○を学校で使うからすぐに調達しないといけないとか。

子どもがぐずってお風呂に入りたがらない、
歯磨きしたがらない、
宿題をやりたがらない、
そして夫は残業で帰宅していないとか。

待ったなしの状態での対応は、
子どもと接している時間が長い方が対応せざるを得ないですよね。


もう1つは、
過去に「言ったらイヤな思いをした」経験から言えなくなったケース。

(そもそも、 夫と出会う前(多くは幼少期)に
「言ったらイヤな思いをするので言わない」を学習していたというケースもありますが、
ここでは結婚後にそれを学習したと仮定して話を続けます。)

言ったらイヤな顔をされた、
「そんなのやる必要あるの?」と取り合ってもらえなかった、
「やる」と言って結局やってもらえなかった…etc.

夫としては無自覚かもしれませんが、
面倒くさい/やりたくないというオーラを何度も出されると
萎えてしまう妻もいるでしょう。


ただ、夫自身が自分が出している影響を自覚しないと何も変わりません。

そして、本人に気がついてもらうためには、
妻が、起きている状況を客観的に夫に説明するしかありません。
(夫が聞いてくれない、取り合ってくれない場合は、
妻以外の周りの人や第三者にフィードバックしてもらうやり方もあります。)


その一方で、もしかしたら、
そもそもの妻の言い方が

「のんきにテレビ見てる暇があったら子どもを歯磨きさせて!」

のように険悪な言い方である可能性もあります。

険悪な言い方は、非難、侮辱、防御、逃避・無視といった4つの毒素を誘発します。


夫も妻も、
自分と他者とのコミュニケーション、
そして、自分自身とのコミュニケーション(自分の感情や願いに自覚的になること)に
どんなクセがあるのか、そこを見直すことで、
もっと前向きで穏やかな関係性を作っていく余地があると思います。


もしも、自分たちのケースについて何から改善したらよいのかわからない場合は
個別にご相談ください。

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