「この人と結婚してよかった」と思われる聞き方

前回、
「自分に対する不満や非難を冷静に傾聴し続けるのは難しいので、
妻の話を傾聴してくださいというアドバイスをあまりしません」

という記事を書きました。
前回の記事『妻の話を聞くのが苦手な夫さんへ』はこちら

しかし、そんな私が
「妻さんの話をぜひ聞いてあげてください」
とアドバイスするときがあります。

それはいったいどんなときかというと、
「妻が、夫婦関係以外のことで悩んでいるとき」です。

「なんだ、それならちゃんと話を聞いてあげてるよ」
と思われるかもしれませんが、
本当に「聞けて」いるかどうか、
もう一度、自分の聞き方を検証してみてほしいのです。

自分では「聞いている」つもりでも、
求められていないのに自分の意見(アドバイス)を言いがちで、
酷いときには、悩んでいる妻よりもアドバイスする夫の方がたくさん話していることもあります。

以下に信頼関係を強める「妻の悩みを聞くステップ」をご紹介しますので、
ぜひご活用ください。

信頼関係を強化する 妻の悩みを聞くステップ

<妻の悩みを聞くステップ>
①妻の話を否定せず、意見せず、あいづちを打ちながら聞く
②「それはひどいね」「それは大変だね」といった同意と共感
③「私はあなたの味方だよ。
一人で悩んでないで、一緒に助け合って問題と戦っていこう」とサポートを申し出る
④最後に、自分のアドバイスが必要かどうかを確認し、答えがYESなら助言する


例えば、妻が
「自分ばかり仕事を振られてもう限界。
業務量を調整するのも上司の役割なのに、
うちの上司は仕事を降ろすばかりで何もしない」
と怒っていたとします。

そこで、あなたが口にすべきことは

「それは辛いよね。自分だって同じ立場だったらそう思うよ。」
「大変な状況なんだね」
「ひどい上司だね」

といった同意共感です。

「今抱えている業務量をちゃんと上司に報告してるの?」とか
「上司には上司の役割があるから。あなたに見えていないだけで彼は忙しいんだよ」
と思ったとしても、それは口にしないで、一旦、心の中で止めます。

共感というのは、
「あなたが辛いということが私にも伝わってきました」
と伝え返すことです。

「自分が妻の立場だったら辛くない。
だから、共感できない」ということではありません。

「あなたの中に〇〇がありますね」
(〇〇の部分には辛いとか大変、寂しいなどの感情、状況が入る)
と認めてあげれば、それが共感になります。


間違っても、
「限界だって?
たいして残業してないじゃない。
オレみたいに深夜まで仕事してるわけじゃないのに
限界だなんて言わないでくれる?」

と妻を見下すようなことは言わないでください。


ここで大事なのは
「私たちはチームだから、二人で助け合って問題に立ち向かっていこう」
というスタンスです。

上司の立場から物を言うことは、敵の肩を持つようなものです。

そうではなくて、
「私はあなたの味方だよ。
一人で悩んでないで、一緒に問題と戦っていこう」
という姿勢を示してほしいのです。

そして、妻が十分に「自分は一人ぼっちじゃない」と安心できたところで、
はじめて
「この件に関して、自分のアドバイスを聞いてみたい?」
と確認します。

もしも、妻の答えがNOなら、
アドバイスはしないで終了です。


妻の悩みを聞く機会は
「自分はあなたの味方だよ」という信頼感を増すチャンスです。

ぜひ、あなたの「妻を支えたい」という気持ちを
自己流ではなく「相手に響く形」で示してあげてください。


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