本当は怒鳴りたくない、でも子どもが言うことを聞かない

子どもが言うことを聞かないと、
ついつい親はヒートアップして声を荒げがちです。

では、声を荒げれば子どもは言うことを聞いてくれるのでしょうか。

米国小児学会によると、
怒鳴ることは子どものストレスホルモンを上昇させ、
彼らの小さな脳の構造に変化を及ぼす可能性があるそうです。

また、怒鳴るなど厳しい言葉によるしつけは、
逆に問題行動を悪化させる可能性があるとのピッツバーグ大学の研究結果もあります。

声を荒げるのがすべて悪いのかというと
もちろんそんなことはありません。

子どもが道路に飛び出すなど、
危険から子どもを守るために叫ばなければいけないときがあります。

そのような「子どもを守るための叫び」は必要です。

しかし、ここで考えていただきたいのは、
「子どもを危険から守るため以外に怒りで怒鳴ってはいないか?」ということです。

この2つは大きく違います。

大人が感情的になって怒鳴っているとき、
子どもはその怒りに気を取られて、
自分が何を言われているか、その内容は頭に入ってきません。

怒鳴ることは、子どもをびっくりさせる効果はあっても、
どうしたらいいかの情報として相手に届いていない可能性があるのです。

そして怒鳴っている大人側も、
的確な「どうしたらいいか」を伝えられているとも限りません。

「ちょっと何やってるのよ!何べん言ったらわかるのよ!いい加減にしなさい!」

ここには、「どうしたらいいか」の情報は含まれていません。

どうしたらいいかは、もうさんざん言った。
そう思われるかもしれませんね。

セラピストのジェニファー・コーラリによると、
子どもの前頭葉(判断したり、考えたり、記憶したり、感情をコントロールする部分)は
20代になるまで完全に発達しないそうです。

そのため、親は、何度も何度も言い聞かせる必要があると言います。

「うちの子は何度言ってもわからない」というのは
本当に多くの親の悩みですが、
人間の発達的には当然のことなのだそうです。

逆に言うと、
何度も言い聞かせないと言うことを聞かない子がいたとしても、
それは子どもがおかしいのでもなければ、
親の育て方が悪いわけでもないということです。

ただ、伝え方は選択が必要です。
怒鳴るのは功を奏さないどころか逆効果なのは先に述べた通りです。

ではどうしたら?

怒鳴るのではなく冷静にリクエストする。
子どもを巻き込む。

伝え方はいくつもあります。
そして、親が練習することでできるようになります。

さらに、
「誰かに何かをお願いするときに、怒鳴る以外の方法があること」
親は子供に体現することで教えてあげて欲しいと思います。

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