産後クライシスに陥ってしまったら

出産後、妻から夫への愛情が激減し、
夫婦の関係が危機に直面する

これが産後クライシスです。

産後クライシスで起きていること

第一子出産後は、「これまでの大人2人の生活」とはまるで様相が異なります。

赤ちゃんは四六時中泣きます。
おむつ替えや授乳、それに関連する準備や処理をしていると
あっという間に一日が過ぎてしまいます。

ハイハイや離乳食が始まれば始まったで、
後追いしたり、
離乳食の準備や子どもに食べさせることで精一杯で
自分のための食事や、ときには自分の排泄さえ
時間が取れないことが頻繁に起こります。

そして夜は夜で、授乳や夜泣きなど、
親は昼間の激務を回復する機会を与えられないまま
子どものために時間も労力も捧げることになります。


大人二人の生活にはなかった「親という24時間勤務で命を預かる責任重大な新しい役割」
取らざるを得ない状況になるわけです。

ここで、夫婦二人が二人とも、
新しい役割にすんなりと移れればいいのですが、

「自分だって忙しい」
「自分はこれまで通り、稼ぐという役割をやっている!」

と、今までの役割だけを握りしめ
新しい役割を取ろうとしない夫もいます。

そして、妻だけが重たい「親としての新しい役割」を持たざるを得なくなり、

一番大変な時に助けてくれなかった
心無い言葉で傷ついた
もう信頼関係が崩れてしまった
もう夫には頼らない


と夫への愛情も信頼も薄れていく、
そして、ここでできた夫婦の溝は、時間が経っても塞がらない
(むしろ、これがきっかけで、どんどん溝が広がることさえある)、

これが「産後クライシス」です。

産後クライシスを脱するためには

では、産後クライシスに陥ってしまったらどうしたらいいのでしょうか。

ちょっとだけコツをお伝えすると、
「夫婦二人だけの時代」のままでいるパートナーを
強引に新しい章へ連れ出そうとしないことです。

「もう以前とは違うんだから、さっさと変わって!」
と呼びかけて変われたらいいのですが、
そうするとかえって意固地になってしまったりします。

ここでは「急がば回れ」なのです。
まず、前の時代への思いを充分に認識してあげる必要があります。

「夫婦だけのときは時間がいっぱいあって、
よく映画やライブに出かけたね。楽しかったね」

「部屋が片付いてなくても、食生活が乱れていても
若さに任せて、残業しまくってたよね。
もうしばらくはああいう働き方、できないかもねー(笑)」

こんな風に、古き良き時代を懐かしみ、その良さを充分に味わうことで
前の時代は「いい思い出」になっていきます。

その上で、
これからの新しい生活をどんな風にしたいのか、
この時代ではどんな可能性があるのかについて
二人で対話してみてください。
もちろん、新しい親という役割を二人で取ることについても。


とは言うものの、すでに関係が痛んでしまっていたり、
相手を責めない穏やかな言い方が身についていないと
話がヒートアップしてケンカになってしまうこともあります。

「対話するとしても、どのようにしたらいいかわからない」
「ケンカになりそうで怖い」
そんなときは、アドバイスいたしますので個別相談をご利用ください。

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