夫婦で協力しながら幸せな暮らしを実現するための３ステップ

2023年5月19日 2024年6月7日

karika7

今回は、
「夫婦、家族が幸せに暮らすことは、自分にとってとても大切」という方に向けて、
望む幸せな状態を夫婦で協力しながら実現するための方法についてお伝えします。

１．それぞれが望む状態を共有する

自分が望む状態を実現するためには、
「望む状態と現在地（今の現実）」を確認することが大切です。

何を実現するにも、
この2点をできるだけ明確に見ていくことから始まります。

例えば、「子育てについて夫婦仲良く助け合いたい」であれば、
どのような状態が自分にとって「仲良く助け合う状態」なのか、具体的にしていきます。

「仲良く助け合う」と一口で言っても、様々なパターンがあると思います。

・情報共有がしっかりされており、やるべきことが明確で、かつフレキシブルに動く状態

・それぞれが役割を明確に分担し、自分の責務を果たす状態

・お互いがお互いのやり方を尊重し、口を出さないくても家庭が回っていく状態

・いつもは空気みたいだけれど、困ったときに頼りになる関係

などなど。

「それが実現可能かどうか」は一旦横において、
自分の「こうなったらいいな」を鮮明に描いていきます。

そして、同じように、パートナーがどのような状態を望んでいるのかについても考えてもらいます。
その後、お互いの希望を共有します。

さらに、お互いの望みをかなえるためにどんな協力ができるのか、
どんな協力がほしいのか、
率直に対話していきます。

残念ながら、二人の望む状態が一致しないケースもあると思います。

特に、二人の願いが対立するような場合、
感情的になって「あなたはおかしい。私が正しい」という論争に持ち込んでしまうと、
話し合いはこじれ、この話題がタブーにすらなってしまいます。

お互い、譲れないものは何か、
どうしてそれがそれほどまでに大切なのか、
じっくりと時間をかけて聴き取り
理解するよう努めます。

同時に、二人にとって共通の願いは何か、
その願いのために譲れるものはあるかを
自分自身に問いかけます。

そして、お互いが納得できる落としどころを一緒に探していきます。

２．今の現実を確認する

次に、現在地です。

「きっとこうに違いない」という思い込みを排除して
実際に今、どのような状態なのか、
そしてどんな影響が考えられるかを直視します。

例えば、先程の「子育てについて夫婦仲良く助け合いたい」であれば、
助け合う事柄や自分たちの状況についての現実を確認していきます。

「保育園や学校、病院や習い事などはどのような状況で、自分たちは何をしなければいけないか」

「日々の生活やしつけなど、子どものサポートとしてやるべきことはどのくらいあるか」

「仕事はどのような状況なのか」

「キャリアへの影響は？」

「使える外部のサポートは？」

「子どもおよび自分たちの健康状態はどうなのか」

「お金や家事など、他に考慮すべきことは何か」

「他に影響のあること、犠牲になることはあるか」

など、
様々な項目について現実と影響を見ていく必要があります。

特に、パートナー側の現実は
自分には見えていないことがたくさんあります。

また、子どもに関することなど、
自分が見落としていることも考えられますので
「自分は全部わかっている」ではなく、
むしろ「自分にはわからないことばかりなので
視野を広く持ってしっかり確認していかなければ」というスタンスが望ましいです。

そうはいっても、
現実を知るのはちょっと覚悟が必要かもしれません。

良いことばかりではないと思います。
ちょっとびっくりするようなことが判明したり、
苦い思いをしたりするかもしれません。

しかし、現在地がわからないまま目的地だけを目指しても、
どちらに行ったら、何をしたらゴールに近づくのかはわかりません。

勇気を持って、現状を確認してみていただきたいと思います。