「浮気してるんでしょ」と言いたくなったら/言われたら

今日、それぞれ別々の場所で、二人の男性から嘆きの声を聞きました。

男性A「お陰さまで仕事の引き合いも増えてきたし、頑張らなくちゃって徹夜で作業してると、妻から『浮気してるんでしょ』って責められるんです」

男性B「泊りがけの仕事の話もあるんですが、浮気してると思われちゃうから行けないんです」

んー、なんだかちょっと残念な感じです。
どちらもHAPPYじゃないですね。

じゃあ、浮気ではなく仕事であることを証明できればそれでHAPPYなのかというと、
きっとそういうわけでもなく。

妻側が本当に言いたいことは、もうちょっと違うことだと思います。

あなたがいないと、家事育児でヘロヘロなの。
だからなるべく早く帰ってきて何か手伝ってくれたら助かる。

かもしれないですし、

あなたがいないと、淋しいの。
一緒に時間を過ごせたらいいなと思っているのに、

それができないことが不満なの。

かもしれません。

もちろん、浮気はしないで欲しいと思っていることに嘘はありませんが、
本当にわかって欲しいのはまた別のこと。

なので、どうか、妻さんの言葉をそのまま受け取って、
「浮気じゃないぞ、証明してやる!」と思ったり、
「人が一生懸命働いているのになんて失礼なヤツだ」なんて思わないでください。

そして、不満の奥にある、妻さんの本当の願いにアンテナを立ててみて下さい。


ちなみに、先に登場した男性A氏、
以前私がアドバイスしたことを実践したところ、
それ以上喧嘩にならず、妻さんの方から謝ってこられたそうです。

このアドバイス、男性側だけでなく女性にもぜひ知っていて欲しいポイントです。
そうしたら、そもそも「浮気してるんでしょ」という発言にはならなくなりますから。


さて、男性A氏がこの「浮気してるんでしょ」にどのように対処されたか。

彼は、自分を主語に話すことを心掛けたそうです。

「そんな風に言われて(自分は)悲しい」
「一生懸命頑張って仕事をしているのに(自分は)残念な気持ちだ」

・・・こんな感じですね。

この言い方だと、相手をストレートには責めないことにお気づきですか?

日頃、私たちは無意識に相手を主語にして話してしまいがちです。

「(あなたは)家族より仕事が大事なのね」
「(おまえは)何にもわかってない」

そして

「(あなたは)浮気してるんでしょ」


この「相手を主語にした言い方」は攻撃力が強いです。
関係性を悪化させる4つの毒素の「非難」「侮辱」にもつながります。

これらの解毒剤の1つが「私メッセージ(自分を主語にする話し方)」なんです。


前述のA氏の妻さんが本当に望んでいるのは、
相手を攻撃することでも傷つけることでもなく、
「うちに帰ってきて欲しい」とか「もっと一緒にいて欲しい」とか、
そういう願いですよね。
このお願いを夫さんに聞いて欲しいわけですよね。

言われたAさんも浮気を疑われて妻さんを責めることもできました。
でも、それを望んではいない自分に気がついたわけです。

だからこそ、以前私に言われたことを思い出して、試してくださったんですね。


相手へ怒りや不安をぶつけたくなったら、
まず、自分がどんな気持ちなのかに意識を向けてみてください。
そして、それを自分を主語にして伝えましょう。

その上で、自分の願いを相手に伝えてみてくださいね。

参考記事:不満の背後にあるもの

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