もう一度妻の気持ちをつかみたい人がやるべきこと
karika7
「妻の気持ちが自分から離れてしまったのではないか」と思ったとき、
あなただったらどうしますか？
高価なアクセサリーや服をプレゼントする？
豪華なディナーや旅行に招待する？
世の中には
「これを贈ればパートナーとのロマンスが復活する」かのように見せかけた広告が
山ほどあります。
でも、本当にパートナーと気持ちでつながりたいのなら、
大事なのは高価なプレゼントや旅行などではなく、
日々の何気ない「やり取り」です。
日々の生活の中で、人は注目や愛情、サポートを求めて相手とつながろうとします。
・「ねえ、これ見て！おかしくない？」とスマホを見せる
・「今日はずっと立ちっぱなしで腰が痛くなっちゃったよ」と帰宅後に語る
・「明日ワクチン接種するんだけど、発熱したら夕飯作るの、交代してもらえる？」とお願いする
お天気の話題のような何気ない会話から、
家事や育児についての真剣なお願いまで、
様々な形で私たちは相手とつながろうとして呼びかけます。
この１つひとつの「呼びかけ」がしっかりと受け止められるか、
それとも拒否される（または全く無視される）かで、
二人の間の信頼や感情的なつながりが増減していくのです。
ワシントン大学名誉教授のジョン・ゴットマン博士は
夫婦のコミュニケーションにどんな特徴があると離婚に至るのかを研究した第一人者ですが、
彼の研究によると、
結婚生活が6年以上続く夫婦はパートナーからの「呼びかけ」に86％が応えていたのに対し、
平均6年で離婚する夫婦の場合は、なんと33％でした。
相手からの呼びかけに向き合うことで、
愛情の預金残高が少しずつ増えていきます。
二人が大ゲンカをしたとしても、
愛情預金が潤沢にあれば、二人の関係に亀裂は入りません。
逆に、愛情預金がマイナスであれば、
たとえ目立ったケンカがなかったとしても、
二人の関係はとてももろい状態になります。
もしも、パートナーとの心の距離を縮めたいと思うのであれば、
今からコツコツと愛情預金を貯めることをお勧めします。
パートナーからの呼びかけを受け止める方法
小さなお子さんがいるご夫婦であれば、
「来週の金曜日、20時からオンラインのセミナーを受講をしたいんだけど、早く帰ってこれる？」
と妻に聞かれたときに
「無理」
「わからない」
とだけ答えるのと、
「今は確約できないけど、明日スケジュールをもう一度確認してくるよ」
と答えるのとでは、二人の関係性の質が大きく変わっていきます。
「無理」や「わからない」という返事は、
別に意地悪で言っているわけではないと思います。
しかし、このような返事をされた側は、
自分の気持ちが受け止められたとは感じません。
あなたが、パートナーと心でつながっていたいと思うのであれば、
何気ないやり取りに無意識に返事をするのではなく、
意識して向き合ってみてください。
時には妻からこんな投げかけが来るかもしれません。
「食べ終わったお皿、
いつも『後で洗うから。置いておいて』って言って、
洗った試しがないよね。
いつも口だけだよね。」
この表現は関係性を悪化させる４つの毒素の「非難」にあたるので、
言われた方はとても傷つき、
つい防御的に反応したくなるかもしれません。
しかし、パートナーが求めていたのは
「食べ終わったお皿を洗って欲しい」ということです。
少し難易度が高いかもしれませんが、ここで
「仕方ないだろ！疲れているんだから。
お前だってすぐに洗わずに放置してるときあるじゃないか！」
と防御してしまうか、それとも
「あー、そうだね。ごめんね。今から洗うよ」
と洗い始めるかで、愛情預金が増えるのか減るのかが決まります。
相手の良い点を見つけて感謝の気持ちや好意を表現することも、
愛情預金を増やしていきます。
これについても、何か特別なことを探すのではなく、
日々の小さなこと（「いつも料理を作ってくれてありがとう」「今日も仕事お疲れ様」など）について触れ、
コツコツと残高を増やしていってください。
信頼も愛情も、何も大掛かりなイベントが無いと生まれないわけではありません。
むしろ、毎日の小さなつながりや感謝をコツコツと積み重ねていくことが大切なのです。
（タイトルが「妻の気持ち」となっていますが、「夫の気持ち」も同じです。
また、同性カップルについても同じです。）
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